こんにちは! はなです。
皆さんは洋服は好きですか?
私は大好きで、月1でショッピングに出かけています(*’ω’*)
そんなファッション好きの私ですが、20~23歳までの3年間、アパレルのショップ店員として働いていた経験があります。
こちらの記事では、アパレルショップ店員時代の給料、やりがいや苦労話、メリット・デメリットをご紹介します。
大好きなブランドで働きたい! 販売の仕事に興味がある! と思っている方の参考になると嬉しいです♪
目次
アパレルショップ店員の給料は?

私はアパレル会社に正社員として採用され、働いていました。
そのときのお給料は、基本給17万円。
ここから社会保険や働くときの洋服代を引かれ、月々手取りは約13万円くらい。
住宅手当はついてなかったので、ひとり暮らしの人はきついかもしれません。通勤手当はありました。
また、ボーナスも出ません。10年くらい働いて店長になったら、ボーナスが出るようでした。
3年間でどれくらい昇給したか?
3年間働いていましたが、昇給はなんと・・・。
500円!!
実力主義の会社だったため、売上をなかなか上げられなかった私は、給料も上がりませんでした。
その代わり、店舗運営をいろいろ任されていたのですが、給料には繋がらず(*_*)
売上ノルマがあり、接客が苦手な私にはとても辛い現実でした。
やっぱり、会社選びが重要。条件をしっかり見て!!
ここまで見るとマイナス面ばかりのように見えますが、これは私の場合です。
たしかにアパレル会社はブラック会社ばかり、と言われています。「どこのアパレル会社も同じような待遇なのかな?」と思い、私も調べたことがあります。
そうしたら、私が働いていた会社よりも待遇の良い会社がたくさんありました!!
基本給も高く、ボーナスが年2回出るという会社もあったので、アパレル会社に就職したい方は条件面もしっかり見ることが大事です。
アパレル会社といってもいろいろな会社があるので、会社選びにはくれぐれも気を付けましょう。
☆おまけ ~アパレル会社退職後~ ☆
アパレル会社退職後、特定派遣として、派遣会社へ就職。事務職の仕事をしていました。給料は基本給19万円。ボーナスは年1回ありました。アパレルとは全く違う職場でしたが、私は事務職のほうが合っていたので、転職してよかったなと思います。逆に、アパレルから事務職に転職して「やっぱりアパレルの方がよかった・・・」なんて話も聞いたことがあるので、やっぱり実際に働いてみないとわかりませんね。
やりがいは?
もちろんやりがいもありました。
だからこそ、接客が苦手でも3年続いたのだと思います。
やっぱりやりがいは、「お客様が喜んでくれること」でした。
接客が苦手な私でしたが、人が嫌いなわけではありません。
悩んでいたお客様が、私との会話で商品を決め、嬉しそうに帰って行く姿を見るのが、とても嬉しかったのを覚えています。
お客様が、私がおすすめした服を着て来店してくださったときも、とても嬉しく、テンションが上がりました!
また、月の個人ノルマを達成できたときや、イベントやお店の目標売上を達成した時も、やりがいを感じました。
苦労したことは?

ショップ店員は体力仕事です。
洋服や雑貨の納品はほぼ毎日あり、とても大きな段ボールで届きます(;^ω^)
最初は「洋服って、集まるとこんなに重いんだ!」と驚きました。
ハンガーを肘から手首までの腕にたくさんかけて移動したりするので、筋肉痛になることもあります。基本立ちっぱなしなので帰る頃には足がパンパンでした。
私が働いていたブランドのコンセプトの関係で、ショップに立っているときは、ヒールのある靴を履かなくてはいけなくて、最初は慣れず、辛かったです。
また、人前に立つ仕事のため、服だけではなく、ヘアメイクからネイルまで、美容面にも気を使わなくてはいけないので、それも大変でした。
必ずヘアアレンジをして出勤し、ネイルも必ず塗らないといけないというルールがありました。
転職してから治りましたが、それまで2枚爪で、爪がボロボロでした。
今はほぼ毎日メガネで生活をしていますが、ショップに立つときはメガネNGで、コンタクトをつけていました。季節によって目の病気になりやすい私にとってはとても辛かったです。
☆補足☆
あくまで私が働いていたショップ、ブランドでの苦労話になります。ブランドが違えばコンセプトも違うので、ここに書いてある話が必ずしもどこのブランドにも当てはまるというわけではありません。ネイルしなくてOK、メガネで働いてOK、のブランドもあるかもしれません。「ブランドによってはこんな苦労もあるんだな~」と参考程度に読んでいただけると嬉しいです。
メリット
ここからは、ショップ店員のメリットをご紹介します。
おしゃれや美容に敏感になる
シーズンごとのトレンドが自然と情報として入ってきたり、雑誌を読むことによっておしゃれに敏感になります。「この服には、トレンドカラーの口紅が合いそう」と美容面にも気を遣うようになります。
また、ヘアアレンジも自分でしていたため、巻き髪や編み込みが得意になりました。
お客様が喜んでくれると嬉しい
やりがいにも書きましたが、とにかくお客様が喜んでくれると嬉しい!!
人の喜びに直接繋がる仕事って素敵だな~と今でも思います。
仲良くなると、自分が出勤している日にわざわざ足を運んでくださるお客様もいて、嬉しさ倍増でした。
「人を喜ばせたい」「人の役に立ちたい」と思っている方には、ピッタリの仕事だと思います。
平日に休みが取れる
平日に休みが取れるので、どこにいっても休日より空いていて、快適でした。市役所や銀行など、土日に閉まっているところにも行きやすかったです。
立ちっぱなしなので、ダイエットになる
これはどこのショップやブランドでも共通だと思います。
基本立ちっぱなしだし、たくさん歩くので、ダイエットになります。
その分、たくさん食べていましたが(笑)
私はいい運動になり、座りっぱなしの今の生活よりも健康的だったと思っています。
安く洋服を買うことができる
会社によると思いますが、私が働いていた会社は、自分のブランドだと新作の洋服でも、70%オフで購入することができました。仕事で使用するので、当たり前かもしれません。安くならないと金銭的にきついです(;^ω^)
同じ会社であれば他のブランドでも45%オフで購入でき、私はよく利用していました。
実力次第で昇進できる
早く店長になりたい! という方にとって、年齢に関係なく、実力次第で昇進できるのはいいなと思います。実際に他の人よりも早く店長になった方もいらっしゃいました。
その方が給料も早くアップしますし、向上心がある方にはとてもいい環境ですね。
産休・育休後も働きやすい環境
会社やブランドの雰囲気によるのかもしれませんが、私が働いていたブランドは産休・育休が取りやすく、子供を産んだあとに職場復帰している人が多くいました。中には3人の子持ちのお母さんもいたくらいです。
女性しかいない職場で、みんなで協力して、ちゃんと休みが取れるようにしていました。
デメリット
ここからはデメリットについてご紹介していきます。
給料が安い
給料が安く、あまり上がらなかったのが難点でした。特に私が働いていた会社は、他の会社よりも条件が悪かったように思います。
☆補足☆
実は、新卒の就職活動のとき、なかなか内定がもらえず、ほとんどやけくそになっていました。そんなときに初めて内定をもらえたのがこの会社で、もう就活を辞めたくて、そのまま就職することに決めました。他のアパレル会社とほとんど比較せずに決めてしまったのが、反省点です。
アパレル業界は離職率が高く、求人募集しているところが多いので、しっかり比較してから応募することをおすすめします。
シフト制の為、生活が不規則になる
シフト制のため、出勤時間も日によって違い、生活が不規則になります。
遅番の次の日が早番だと、体力的にきつくて、がっかりしていました。
また、2日連続で休みが取れなかったり、土日休みの子と予定が合わない・・・なんてこともありました。
遅番は朝ゆっくりできる、通勤ラッシュを避けられる、というメリットもありますが、シフト制がいいのか、固定の出勤体制がいいのかは、人の好みによるところですね。
ノルマがきつい
同じ会社でもブランドによってノルマがきつかったり、全くノルマがないブランドがあったり、運次第という感じでした。好きなブランドで働けるわけではないので・・・(;^ω^)
私が配属されたブランドは高単価だったため、しっかり接客しないと商品が売れません。なので「個人目標」という名のノルマがありました。
ノルマを達成できないと罰則があるというわけではありませんが、やはり達成できない月が続くと落ち込んでいました。
業務時間外にやらないといけないことが多い
業務時間外にやらないと終わらない作業も多くありました。
イベントの報告書の作成だったり、お客様に手紙を書いたり、イベントのリーフレット作成だったり・・・。
イベントのリーフレット作成なんて、本社でやってよ!! と内心思っていましたが、そんなことは言えませんでした(涙)仕方なく休みの日を1日使って作成しました。
休みの日でも仕事のことを考えなくてはいけないのが辛かったです。
自分で洋服を買わないといけない
社員割引で洋服が買えると言っても、全身コーディネートしないといけないため、それなりにお金がかかります。私が働いていた会社では聞いたことはありませんが、他の会社では、洋服を買うために「リボ払い地獄になって借金まみれになってしまった」という話を聞いたことがあります。
好きなブランドで働けない場合もある
就職した会社によるのかもしれませんが、私が働いていた会社では、配属のブランドや勤務地は会社側が決めるため、必ず好きなブランドで働けるとは限りませんでした。好きなブランドに配属されたら、ラッキー♪という感じでした。
また、正社員採用の場合なので、アルバイトや契約社員の場合は、違うかもしれません。
自分にあった仕事を見つけよう!

ショップ店員の仕事は誰にでもできる! と働いていた当時よく聞きました。たしかに資格はいりませんし、求人も多いですが、やはり向き不向きはあると思います。
なので、接客が得意! という人はとても尊敬しています。「売上が高い=それだけ多くのお客様を喜ばせることができた」ということなので、とてもすごい才能だと思います。
私は、今は専業主婦ですが、また機会があれば販売の仕事に就くのもいいかなと思っています。デメリットもありますが、どんな仕事でもメリット・デメリットがあるのは同じですし、ショップ店員の仕事はとても楽しく魅力的な仕事だと思っています。次はアパレルではなく雑貨店とかでもいいかも、と考えています(*^-^*)
長々と私の体験談を踏まえつつご紹介しましたが、ショップ店員を目指している方の参考になると幸いです。